導入事例

在庫管理

RFID

NAVINECT+RFIDで実現したリアルタイム可視化と業務効率化

導入事例:株式会社川上板金工業所様

更新日:2025.9.18

株式会社川上板金工業所様は、香川県を拠点に、板金工事、屋根工事、金属屋根製品の製造、加工といった多岐にわたる事業を展開するリーディングカンパニーです。
今回は川上板金工業所様で抱えていた課題に対して、現在導入中のNAVINECTの在庫管理サービスでどのように解決することができたのか、また現在のリアルタイムでの在庫管理についてもお話を伺いしました。 川上板金工業所様HPはこちら

Q1.現場が抱えていた課題について教えてください

非効率かつ負担が大きい手作業とExcel管理が課題

以前は鋼板の在庫状況や使用日報を手入力しており、それからExcelで管理していたため、記入ミスやデータ入力ミスが発生していました。
加えて、日報が製造現場から事務所へ移動するためにタイムラグがあり、またデータ入力する担当者が多忙な場合はデータ更新が数日遅れることもあったため、そこから更に遅れが生じるという状況でした。 また、営業が外出先から在庫状況の把握ができず、電話での確認や、帰社後の確認をする必要があったため、得意先に対してスピーディーな納期回答が難しい状況でした。

Q2.製造DXに求めていることを教えてください。

RFID活用によるリアルタイム在庫管理と属人化からの脱却

RFIDを活用し 、日々の加工実績が即反映された在庫情報、特に原料となる鋼板が今どの工場にどれだけ(品番毎のメートル数)在るか把握できるシステムを求めていました。また、棚卸作業を短時間かつ正確に行えるシステムを導入し、在庫管理に割く人員と作業時間の削減、そして属人化からの脱却を目指していました。さらに、製造現場の担当者自身が鋼材在庫の把握と正確な管理ができるシステムを強く望んでいました。

Q3.NAVINECT実証実験に至った経緯について教えてください

当社の求める鋼材在庫管理にも対応した汎用性と応用性

販売されている在庫管理システムの情報を集め、いくつかの候補に絞り、
各社に希望を伝え、ご提案を受けながら吟味しました。
NAVINECTを採用した理由は、主に以下の3点です。

総じて相性の悪い金属製品とRFIDを補う運用ができるシステムであること。
RFIDとQRコードを同一システム内で併用することができること。
工場業務経験のあるラインビルダーの知見や、豊富な各種機能の組合せで、
現在及び将来の課題も解決できる可能性があること。
RFIDタグの再利用ができ、ランニングコストの抑制にも寄与できること。

Q4.実際にNAVINECTを使用してみた感想・効果について教えてください

データの見やすさと製造履歴を見返せる機能に驚き

実際にNAVINECTを使用している三宅さんにお聞きしました!

汎用性があるシステムゆえ当初は各種設定に苦労しましたが、NAVINECTの販促担当者の力を借りながら解決することができました。
設定だけでは解決せずシステム改良が必要な場合は、都度話し合いながら、NAVINECTの開発をしていただき、要望に沿った運用ができるよう、機能と知見を提供いただきました。
また、RFIDとQRコードを併用したこととブラウザからもアクセスできるので、リーダライターに依存せず、各人のスマートフォンなどから在庫情報の確認や更新が可能となり、正確性が高まりました。それに伴い、各担当者の在庫管理の意識も変化しました。

Q5.今後の展望について教えてください

副資材や治具・工具管理と生産効率化

メインとなっている鋼材在庫の副資材の在庫管理についてはRFIDを用いた管理が実現したため、その他の副資材や治具・工具もトライしてみたいです。
また、在庫管理で蓄積したデータを用いて、生産効率を可視化また分析し生産管理にも繋げていきたいです。

ー 株式会社川上板金工業所様、貴重なお話をありがとうございました。


NAVINECTだけではなく、製造DXについてもお話をいただきました。NAVINECTサービスは、お客さまの課題に応じてさまざまな利用方法に適応します。詳しくは下記リンクよりご参照ください。各種お問い合わせも当サイトにて承っております。