コラム

展示会

第7回 スマート工場 EXPO 2023 出展レポート

更新日:2023.03.02
※本記事における企業名は2023年3月2日時点のものです

NAVINECTは、2023年1月25日(水)~1月27日(金)にわたり東京ビッグサイトで開催されました「第7回スマート工場EXPO 2023」に出展しました。今回はそちらの様子をレポートします!

第7回 スマート工場EXPO 2023

スマート工場EXPOは、スマート工場・スマート物流を実現するためのIoTソリューション、AI、FA/ロボットなどの最新技術が一同に出店する専門展です。 今年は134社が出展。全国から多くの来場者様がいらっしゃいました。

会場の東京ビッグサイト

会場の東京ビッグサイト

弊社ブースにもたくさんのお客様にお立ち寄りいただき、600名超の皆様とお話をさせていただきました。

凸版ブースも多くのお客様でにぎわいました

凸版ブースも多くのお客様でにぎわいました

こちらのコラムでは、製造DXソリューション「NAVINECT」シリーズの展示をご紹介いたします!
その他の展示についてはこちらをご確認ください。

展示概要 - 製造DXソリューション「NAVINECT」

NAVINECTでは製造現場で必要とされる様々なアプリケーションを機能別で提供しています。 幅広い機能群の中からお客様が必要な機能のみ導入いただけるほか、デジタル化の入口となる在庫管理などから始め、本格的な製造IoTまで、段階的・継続的にDXを進めていけるサービス設計が特徴です。 もう一つの特徴は多くの外部デバイス・システムなどとの連携です。 第7回スマート工場EXPO 2023では、外部サービス連携が特徴のサービス/パッケージをデモ形式で展示しました。

NAVINECT展示エリアの様子

NAVINECT展示エリアの様子

ウェアラブルスキャナで在庫管理を効率化

日々発生する工場の在庫管理業務。 NAVINECTの「在庫管理」サービスは資材の投入や治具の管理など、製造業に特化した仕様となっています。 今回の展示ではProGlove社製ウェアラブルスキャナと連携展示を行いました。

「在庫管理」詳しくはこちら >> ProGloveと在庫管理画面

ProGloveと在庫管理画面

ProGlove社製ウェアラブルスキャナは単にスキャナを手の甲に乗せるのでなく、人間工学に基づいた作業者に負荷のない設計が特徴。2014年創業ながら多くの物流・製造業に導入実績があります。 NAVINECTとの連携は国内第一号代理店であるヒット株式会社と提携し提供いたします。

「ProGlove」詳しくはこちら >>

設備の稼働状況を見える化する

装置や設備から収集した稼働情報を遠隔&リアルタイムに表示する「生産監視」パッケージ。外部のIoTデバイスから取得したデータを表示することも可能です。今回の展示ではパトライト社製AirGRIDとZETAセンサーから取得したデータを表示しました。

「生産監視」詳しくはこちら >>

「生産監視」全体像のイメージ

「生産監視」全体像のイメージ

【パトライト社製AirGRIDと連携】

パトライト社製AirGRIDは設備とつなげた送信ユニット付き信号灯から稼働信号を無線で転送するシステムです。すでにAirGRIDを導入されているお客様は、転送されたデータをもとに稼働状態の見える化を簡単に始めることができます。

「AirGRID」詳しくはこちら >> AirGRID(左下)の信号を受けて稼働状況を見える化

AirGRID(左下)の信号を受けて稼働状況を見える化

【ZETAセンサーと連携】

LPWAの通信規格の一つ「ZETA」を使ったセンサーと連動させることが可能です。 凸版印刷はZETAを使ったサービスも展開していますので、お客様の課題にワンストップでお応えすることが可能です。

「ZETA」詳しくはこちら >> 会場に設置したセンサーで温湿度や侵入検知を表示(赤枠)

会場に設置したセンサーで温湿度や侵入検知を表示(赤枠)

作業者の入退室や作業場所を正確に把握する

作業者の配置や教育など、作業者に関する様々な管理機能を提供する「作業者管理」パッケージ。 今回は顔認証デバイスと連携した入退室管理とID-WatchyⓇUWBと連携した位置管理を展示しました。

「作業者管理」詳しくはこちら >>

【顔認証デバイスAM520RTと連携】

アイメックス社製顔認証デバイス「AM520RT」と連携させることで、作業者の入退室情報をNAVINECTで管理することができます。 AM520RTはマスク着用でも認証可能。自動ゲートなどと組み合わせることでさらなるセキュリティ対策に活用いただけます。体温測定もできるため作業者の体調管理も可能です。

「AM520RT」詳しくはこちら >>

入退室管理機能イメージ

顔認証で入室後、自分のシフトや作業場所を掲示板から確認するなどの運用が可能

入退室管理機能イメージ

スマート工場EXPO2023では、実際に顔認証デバイスを用いてデモを行いました。

顔認証デバイス(左下)から取得した入退室情報を表示

顔認証デバイス(左下)から取得した入退室情報を表示

【ID-WatchyⓇUWBと連携】

作業者やAGVにタグを持たせることで作業者の作業場所や特定エリアへの立ち入りを把握できます。 ID-WatchyⓇUWBは10~20cm単位で位置情報を計測することが可能です。

「ID-WatchyⓇUWB」詳しくはこちら >>

ID-WatchyⓇUWBの特徴

ID-WatchyⓇUWBの特徴

スマート工場EXPO 2023では説明員にタグを持たせ、NAVINECT展示エリアでの動きを見える化しました。

説明員の動きが確認できる管理画面とタグ(右下)

説明員の動きが確認できる管理画面とタグ(右下)

製造現場の「今」を見える化するデモンストレーション

ロボットラベラーから出力される温度、湿度、吸着圧などの情報を定期収集(今回は15分単位で行いました)、リスト形式とトレンドグラフによる見える化を行いました。 収集値が閾値の範囲にあるか、注意を要する傾向などが無いかを生産監視画面で表示しています。

「生産監視」詳しくはこちら >> ロボットラベラー(奥)と生産監視画面(手前)

ロボットラベラー(奥)と生産監視画面(手前)

現場の実態を把握するには数値データと等しく映像の情報が役立ちます。 NAVINECTでは、生産監視画面からそのままネットワークカメラの映像を確認することができます。

「生産監視」ネットワークカメラ連携

「生産監視」ネットワークカメラ連携

スマート工場EXPO2023では会場に設置したロボットラベラーの様子をリアルタイムに撮影、配信しました。 ネットワークカメラは高圧縮かつ鮮明な映像とクラウド上のVMSで処理ながら低遅延が特徴のTMFアース社製「LINK VIEW DX」を採用しています。

「LINK VIEW DX」詳しくはこちら >> ロボットラベラーの様子を配信

ロボットラベラーの様子を配信

NAVINECT担当者よりコメント

第7回スマート工場EXPO2023では弊社展示ブースへご来訪をいただき誠にありがとうございました。 会期中は多くのお客様にお越しいただき「工数がかかっている在庫管理業務を効率化したい」「いつでもどこでも工場の様子を監視したい」「データを集めてはいるが有益に分析できてない」など、たくさんの課題をお聞かせいただきました。 NAVINECTの特徴がお客様の課題解決につながりそうだという評価もいただき、達成感を感じています。 また、「DXと言われているけれど具体的に何をすべきか情報収集したい」というお話も多く伺いました。当日展示した製品や弊社担当者との会話が、皆様の今後の活動に一助になれば幸いです。 私たちはこれからもお客様の成長に貢献できるよう、引き続き邁進してまいります!

セミナー登壇のご紹介

主催者セミナーに弊社松本が登壇しました。

統合品質保証・データインテグリティに対応するNAVINECTのパッケージ群

凸版印刷㈱ DXデザイン事業部 事業推進センター NAVINECT本部 部長 松本博