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工場における資材廃棄手続きの効率化

更新日:2021.10.01

効率化が進まない「前向きでない」業務や手続き

モノを製造すると、必ず、「不良製品」、「返品製品」などの「廃棄物」が発生します。 売上・利益にならないため、当然ながら発生してほしくないモノではありますが、常に100%良品のモノ作りはできませんので、致し方ありません。 今回の活用事例テーマは、この廃棄物の処分に関する業務フローの効率化についてです。前向きな業務ではないため、つい後回しにしてしまったり、合理化が進まずに悩まれている企業様も多いのではないでしょうか。

廃棄物の悩み

工場における資材廃棄処理「3つの業務」

資材の廃棄手続きには、一般に大きく3つの業務が存在します。

1)資材廃棄申請と承認

工場における資材の廃棄処理は簡単なものではありません。資産や金額に関わるのはもとより、「なぜ不良になったか?」、「ロス金額はいくらなのか?」、「異常部分を取り除くことで正常品にならないのか?」など、さまざまな部門や関係者の承諾・承認を受けて、ようやく廃棄が可能になります。 これらの作業には、「書類申請が必要」です。テレワークが推進されている現在、電子承認化されている書類も増えていますが、業務の中核や前向きな作業にまつわる書類がほとんどで、廃棄処理のような「避けては通れないが副次的、後ろ向き」な性質のものについては従来どおりのアナログ作業のまま取り残され、結果としてテレワーク作業ができない現状があります。

資材廃棄申請と承認

2)資材廃棄作業と報告

廃棄担当者は資材廃棄後、「確実に廃棄がなされたのか」の報告業務があります。廃棄完了報告書を提出するための移動や押印のための出社は、どうにか削減したいものです。また、作業忘れなどにより、廃棄品が居残ってしまう場合もあります。

資材処分作業と報告

3)廃棄品の集計と分析

通常、月1回の頻度で、廃棄在庫の集計作業を行います。財務上のロス金額集計の側面もありますが、要因を分類し、各部門に対策を依頼し是正していくことが主目的です。

資材処分作業と報告

改善すべき業務ポイントは?

これらの業務には以下大きく3点、改善の余地があります。今回の事例のような作業が積み重なることにより多くのムダが発生していませんか?

業務改善ポイント

NAVINECTクラウドを活用したDXによる効率化

解決策①:申請~承認~報告作業の電子化(帳票管理サービス)

申請~承認~報告作業の電子化

解決策②:処分作業の電子化(在庫管理サービス)

処分作業の電子化

解決策③:集計作業の電子化(参照・集計レポート)

処分作業の電子化