更新日:2021.05.27
悩ましい複数拠点間の在庫管理
製造業に関わらず「モノ」を扱う工場・倉庫は、製品や部品・原材料などの情報や現物を「在庫管理」することが必要です。 従来の製造シーンにおいては、一つの工場内で在庫管理が完結しているケースが多くありましたが、 在庫量適正化の更なる推進や社会的に求められるトレーサービリティの観点から、より広い範囲での管理を行う必要が出てきています。 しかし、それを実現するとなると、「拠点間のデータ連携」、「管理できないロケーション」、「整っていないネットワーク環境」など、さまざまな課題に直面します。
今回の活用事例では、このような得意先・別拠点・場外倉庫など異なるロケーションにおける在庫管理を、「NAVINECTクラウド在庫管理」で円滑運用する方法を紹介します。
「NAVINECTクラウド 在庫管理」を使った拠点間在庫管理
解決策①:ネットワーク環境
「NAVINECTクラウドの在庫管理」はクラウドのWEBアプリサービスです。 だからWi-Fiでも、キャリア通信(4G/5G)でも、環境を問わず使用する事ができます。 Wi-Fi環境の接続が難しい、生産現場から離れたテント倉庫でも利用可能です。
解決策②:拠点間のデータ連携
「NAVINECTクラウドの在庫管理」は、各拠点へのライセンス(ユーザ)付与により全拠点の全データを一元集約・管理可能なデータ環境を提供します。 クラウドサービスなので煩わしいサーバーのデータ連携は必要ありません。
解決策③:ロケーション管理
「NAVINECTクラウドの在庫管理」は、ロケーション・区画の移動管理機能を有しています。 拠点間における中間・過程の移動管理はもちろん、「移動中」「得意先」など仮想的にロケーションを設定することで、実際に管理されていないエリア、状況に関しても数量を把握する事が可能になります。
解決策④:搬送部材の管理
「NAVINECTクラウドの在庫管理」は、製品などの「資材」とパレットなどの「搬送部材」を、別々に管理しています。“積み付け操作”により複数資材のグループ管理も可能ですし、その複数資材と搬送部材のグループ管理も可能となります。これにより、パレットの行先なども管理する事が可能です。 ※搬送資材単独のロケーション参照機能は、オプションで提供しています。
デバイス連携:RFID一括読み取り
RFIDを活用する事により、空パレットの一括移動や、一括受入など、さらに効率的な搬送資材の管理も可能です。